＜株券電子化＞個人所有の「タンス株」まだ１５０億株

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070801-00000129-mai-bus_all

上場企業の株券が０９年１月に電子化されるが、株券を管理・保管する証券保管振替機構が１日公表した０６年度の預託状況調査で、機構が預かった株券が初め て全発行済み株式の８割を超えたことが分かった。ただ、個人が自宅などで所有し、電子化後は紙くず同然になってしまう「タンス株」はまだ１５０億株あり、 機構は「早期預託の呼びかけを強化したい」としている。
株券電子化は、株券の盗難防止や売買の決済日短縮を図るのが狙い。電子化後は紙の株券は廃止されるため、機構に預けて電子化の手続きをしなければ売買できなくなったり、名義変更をしていない株券は所有権を失う可能性もある。
機構によると、全株式３７３１億株のうち、機構への預託分は３００３億株で、預託率は前年同期比４．１ポイント増の８０．５％。うち個人所有の全株式は１０４２億株で、預託分は８２６億株。預託率は同５．９ポイント増の７９．３％で、預託率は徐々に上がっている。
一方、個人所有のタンス株は１５０億株で、前年度の１８０億株より３０億株減少した。しかし、タンス株を所有する株主は推定で２００万～３００万人にも上るとされ、電子化直前に預託手続きをしても処理し切れないとの懸念も出ている。

[Yahooニュース]