円、119円絡み〔NY外為〕（1日）

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1日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、取引終了間際の米株価急伸を眺めてドル買いが進み、下落した。午後5時現在は、1ドル＝118円90銭―119円00銭で、前日同時刻（118円55―65銭）比35銭の円安・ドル高。
米国の住宅ローン焦げ付き増加に伴って金融機関の経営不安や信用収縮への懸念がくすぶる中、米株価の動向をにらみながら、「ドルの売り買いが激しく交錯する展開」（邦銀）となった。
海外市場では、リスク投資に対する慎重姿勢が強まり、低金利の円を売って高金利通貨で運用する「円キャリー取引」の解消で円買い・ドル売りが進行。円相場は約3カ月半ぶりに117円台まで上伸した。
しかし、ニューヨーク市場に入ると、円は利益確定の売りに反落。不安定な米株価に連動する形で、118円台半ばから後半にかけてのもみ合いが続いた。市場筋は「米株価にらみの取引が当面続きそうだ」（同）と話している。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ＝1．3663―3673ドル（前日午後5時は1．3678―3688ドル）、対円では同162円55―65銭（同162円25―35銭）。

[Yahooニュース]